こんにちは、貧乳には定評がある女、マダムヤンです。
うちの家系、見事な貧乳家系でして、私はそのサラブレッド。
さらに突然変異なのか、おばあちゃんあたりがガタイのいい男と一夜の過ちでもあったのか
私の肩幅は男並に広く、わずかながらの胸の脂肪もその壮大な胴体に霧散しておるわけです。
まぁティーンエイジャーの時は凸のない体に悩んだりもしましたが
結婚、出産を経て娘2人も完全母乳で育てまして、我がオチチもお役御免といったところでした。
しかし、しかしですよ。
産後、たるんだ体に喝を入れるべく多少のダイエットをしたところ、何ということでしょう。
鎖骨の下に漫☆画太郎が描くおばあさんみたいな三本の骨が!浮き出てる!
しかもあのおばあちゃんは若い頃豊満な巨乳ライフを楽しんだ後の垂れパイゆえの三本線だからまだ救いがある。
私何も満喫してないのに!なんの罰だよ!
ワナワナと震える私。
首の開いた服を着ても、鎖骨の下の骨が気になっちゃって気になっちゃって…
豊満な胸が欲しいわけじゃない!
でもデコルテに多少の脂肪が欲しい!
今の私、確実に美輪明宏にも負けてる!
筋トレで胸筋をつけたら覆い隠せるのでは?などと思いましたが
そんなうまい具合にニワトリのゆるキャラみたいなことになるとも思えず。
かくなる上は豊胸しかないのか…?と一縷ののぞみをかけて、高須クリニックに相談しに行きました。
自分の脂肪を吸引して胸に注入するタイプの豊胸について可能性を知りたかったのです。
こんな冷やかし気分で行くのもどうかと思いましたが見てもらわないと始まらない。
猪年の私。思い立ったら行動が早いっ!
すぐに電話をし、予約を取りました。
高須クリニックといえば全国的に超有名な美容整形の大御所。
人生で美容整形科の門をくぐるのはこれが初めてです。
高須克弥先生のことはもちろん存じておりましたが、そのご子息の幹弥先生ついては全くの素人だった私。
失礼があってはいけないと、カウンセリング前に高須幹也先生のYouTubeチャンネルを拝見し
幹弥先生とお嫁さんの英津子先生(美容皮膚科医)と飼い犬達の関係性に萌えるところまでのライトなファンになりました。
予約当日…
もはや貧乳の相談にきたのか、YouTuberとしての幹弥先生に会いにきたのかもわからない状態であります。
伏魔殿のようなピカピカのビルの中、高須クリニックの綺麗な診察室にて幹弥先生に胸をさらけだす私。
先生は私の上半身を一瞥されるとYouTube通りの少し不機嫌な少年のような顔で(安西水丸画伯の描く村上春樹の似顔絵に似ている)
「あなたには脂肪がないので、採れる脂肪量がそもそも少ないし、その脂肪達も大して定着しないでしょう。」とおっしゃられました。
そもそも採れる脂肪がない…だと!?
たしかに上半身は少年並みにガリガリですが、下半身はむっちりとした熟女の私。
ケンタウロス界にいても頑張れば馴染める自信あるのに!採れる脂肪が少ないなんて!
そんなのひどい!
本当にこの下半身とかどっしりした尻見てくれた!?先生!
現実は残酷です。
「もし脂肪が定着したとしても生理前に胸が張るかなあ、程度のごくわずかなバストアップの変化でしょうね」と身も蓋もない事実を淡々と伝えてくださる先生…。
幹弥先生に厳しい現実を教えていただき、諦めがついた私。
これからもガリガリ村のデコルテゲソ子として生きていくしかないな、と気持ちを切り替えられました。
先生が筋トレ好きだとの情報もYouTubeから得ていたので、最後に胸筋を鍛えたらデコルテの骨感って少しは隠せますか?との質問もしてみましたが
え?…そんな可能性はほぼないんじゃない?とバッサリ切ってくれました。
CMでは魔法使いのコスプレをされている先生だけど、現実はそんな魔法みたいなこと起こらないですよね。納得。
高須クリニックの幹弥先生にも改善の余地なしとお墨付きをいただいた私のお乳。
もう今世で私は自分のデコルテにしてやれることは特にないと判明したのですっきりしました。
先生、ありがとうございました。
先生は私が今までに見た三人目の有名人でした。
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