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バレンタインに間違ってイヴァン•ヴァレンティンの高級トリュフを買ってしまった話

みなさま、今年のバレンタインいかがお過ごしだったでしょうか?

2月になると、コンビニやスーパーなどのあらゆる場所でチョコレート売り場が目立ち始め、甘党ならウキウキしますよね。

もちろん百貨店でのチョコレートフェアにも興味津々な私。

張り切って、10時の開店と同時に催事場へ直行し、バレンタイン限定の可愛い缶目当てで某有名ショコラティエの行列に並びました。

階段まで続く長い列。

ワクワクと自分の番を待つこと20分ほど。

その時、私は気づいたのです。

あれ、これ別のお店の列じゃね?と。

しかし時すでに遅し。

私の後方にも長い列ができていて、店頭に近づいたお客様には売り場のお姉さんが注文を聞いて整理券を差し出していました。

全然わからないけどすごく人気みたいだし、もう最後尾の人は完売なので、って断られてるし…

せっかくなので2個入りのトリュフを買ってみることに。

1500円くらい。い、一個750円!?

たっけぇ。殿上人の嗜好品やないか。

周りの人は価値がわかってるのかお金が有り余ってるのか、バンバン何個も買ってました。

こいつら転売ヤーかもしれねぇ。

とにかく本来なら紹介制でハリウッドセレブしか買えないような一見さんお断りどす、みたいな文言を読みつつ、多忙すぎて顔が死んでる短期バイトらしきお姉さんにお金を払いました。

バック、ちっちゃ。

こんなサイズの、叶恭子かネズミしか使ってねーぞ。

バレンタイン当日、いざ実食。

トリュフ2個にたいして、梱包材多い。

セレブなのにSDGSとか意識しなくて大丈夫?

ご丁寧に店頭でも垂れてた能書、リピートで別紙で添付されてた。

わかってるよ、マイケルジャクソンとかジョディーフォスターとかの殿上人しか食べれないから庶民はありがたく思えよ?って話でしょ?

そのくだりはもう聞いた聞いた。

わーった、わっーた

まずはダークチョコレート。

割ったらこんな感じ。

残念ながら当方鼻詰まりのため、馥郁たるリキュールのかほりが…とかはありませんでした。

濃厚なトロッとしたトリュフで確かに今まで食べた中では1番かもしれないが

なんというか私もそれなりに人生長いので、それなりにそこそこ高級と言われるショコラティエのトリュフとか食べる機会ありまして。

一粒400円超えたあたりからは、もしかして感動はあんまり変わらなくない?みたいな。

それか納税額が一定額を超えた者にだけ与えられる特別な味蕾かなんかあるのかもしれん。

とにかく庶民の限界をみた。

特別な感動とか今まで食べたものとは段違い!ってことはなかったかな。そらその辺の安物よりはずーっと濃厚で美味しいですが。

続いてホワイトコアントロートリュフ。

こっちは他でなかなか食べたことない風味がして、おおお、となりました。

予想したのと、違う味。技あり!一本!

私みたいな庶民は人生で一粒750円もするトリュフを食べることはそうそうないけど、ハリウッドセレブのホームパーティーに行ったらこれが山盛りで机に置かれてるのかなぁ。

そして、それを庶民がアルフォートやチロルチョコを食べるくらいの感覚でつまんでいるのだろうか。

でもセレブはセレブで食事制限とかしちゃって、アワとかヒエとか雑草しか食べてないだろうから…

結局言うほど量は食べられないのでは…?

と見たこともないセレブへの妄想が広がり、『幸せの総量』について思い巡らせる貴重な体験となりました。

ちびまる子ちゃんの遠足のお話で、まる子が花輪くんからすごく美味しい高級チョコをもらって仰天するエピソードあったけど、その時のチョコ、きっと令和で放送するならこのトリュフ。

出典:「ちびまる子ちゃん」5巻

とりあえず言えることは味のわからん男にこのチョコをプレゼントする意味は全くない、ということですね。

来年からは夫には安定の明治のマカダミアナッツを一箱あげようと思います。

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